コロナを乗り越えて職場復帰へ
大統領選挙はひとまず終わりました。まだ予断を許さない状況ではありますが、一応の節目は迎えました。しかし、全米が白熱した選挙戦に熱狂している間にコロナは党派を選ばず感染を拡大させています。
世界の感染者は累計で5,000万人を超え、死者は130万人に届かんとしています。全米では感染者が遂に1,000万人を超え、死者数は一日1,000人を超える日が続き、累計で24万人に到達しています。夏場の第2波に続き、冬場の第3波は感染者数で第2派を凌ぐ勢いで猛威を振るっています。これから寒さが増してくるとどうしても家にこもることが多く、またホリデーシーズンを迎えると室内での集まりが続き、密の状態に置かれる機会が増えてきます。冬場のインフルエンザの流行とも相まって爆発的に感染者や死者が増えることが懸念されています。
感染拡大の中、リモートワークを余儀なくされておられる方々も多いかと思いますが、一方自宅での仕事に少なからぬ不自由を感じておられる方もいらっしゃるかと思います。部屋の狭さや子供が小さく自宅で仕事をする環境に不安を感じておられる方、また数か月の外出制限で人恋しく、同僚に囲まれて仕事する環境を欲しておられる方も少なくないのではないでしょうか。 オフィスの環境が整っていればより多くの方が職場復帰を嗜好されるのでしょう。
このニュースレターでも以前ご紹介しました新しい民間の建築物認証制度、WELL認証はコロナのような地球規模での感染症(パンデミック)への対応策とその認証基準を今年の6月末に纏め、「WELL Health-Safety Rating」として発表しています。既にその認証基準を満たした例も出てきております。例えば、エンパイヤステート・ビルディングをはじめニューヨークのオフィスおよび小売り物件を所有、管理、運営している大手不動産投資信託(REIT)のEmpire State Realty Trust, Inc.は商業用不動産業として米国で初めてWELL Health-Safety Ratingの認証を得ました。詳細はこちら
「WELL Health-Safety Rating」の主要コンセプトは以下の通りです。
◆ Cleaning and Sanitization Procedures : 洗浄・消毒・除菌等
◆ Emergency Preparedness Programs: 非常時対応策
◆ Health Service Resources: 保健・医療サービス
◆ Air and Water Quality Management : 空調・水質管理
◆ Stakeholder Engagement and Communication :関係者との連携・連絡
コンセプトは理解できるのですが、では具体的にどのようなプランを立て、どのように実践したら良いのでしょうか?それをお手伝いするのがWELL基準の厳しい認定試験に合格した専門家(AP:Accredited Professional)です。YT社ではWELL基準の認定を受けたAPがこれからの理想的なオフィスやビルディングについてアドバイスさせて頂きます。ご興味のある方は是非ご相談ください。