Construction
細やかなマネジメントで納期を守る工事監理
「アメリカの工事は遅れて当たり前」「工事費用も後から膨らんで当たり前」――ニューヨーク進出、アメリカ進出をご検討中の方はお聞きになったことがあるかもしれませんが、残念ながら多くのケースでそれは事実です。
特に明確な予算やスケジュールの確保が求められる日本企業にとって、これは大きな課題。IR対応や社内承認プロセスを考慮すると、予算オーバーや納期遅延は致命的になりかねません。
さらに、質の低い業者やマネジメント力に欠けるパートナーを選んでしまうと、事業計画そのものに支障をきたすリスクもあります。
しかしながら、当社では20年以上の経験から培った細やかなマネジメントにより納期通りのお引渡しをお約束することで、大手日系企業様や行政機関、教育機関からも信頼をいただいております。
そもそも、アメリカでの納期遅れの理由は大きく2つあります。
➀建築資材配達の遅延
日本とは違い、アメリカでは配達予定通りに物資が届かないことは日常茶飯事です。
特に近日では主要港の混雑が続いており、日本からの調達物資も含め建築資材調達に予想以上の時間を要しています。
こうした遅延リスクを回避するため、当社では工事監督として業界30年以上のプロフェッショナルが先を見越して早期資材発注を実施。また、建築局からの許可が下り次第、速やかに着工できるよう、スケジュールを最適化しています。
万が一、予期せぬ遅延が生じた場合でも、即座に遅れを取り戻すスケジュール調整が可能なのは、豊富な現場経験がある当社ならではの強みです。
➁施工時に生じる設計図面とのズレ
工事が始まって初めて判明する現場特有の問題や設計図との不一致。
これにより、関係各所との調整に時間がかかり、結果として工期が延びる原因になります。
しかしながら当社では、責任者が現場を頻繁に訪問し、施工業者やビルマネジメントと密に連携。 図面通りの施工がなされているか、工程に変更がないかを常に細やかにチェックしています。
万が一問題が生じた場合でも、長年の経験によるスピーディーな対応で遅れを許しません。
設計修正が必要な際も、社内の設計チームとスムーズに連携し、迅速な対応が可能です。
このように、当社では長年の経験に基づく施工管理技術とマネジメント力を駆使し、プロジェクト遅延が頻繁に発生するアメリカでも納期通りの引き渡しを実現しています。
さらに、工事完了後も、保証期間内のアフターケアや、家主補助金申請用の書類一式の準備まで対応。
また、当社ではお客様とその契約者である家主を守るため、日系の設計施工会社としては珍しい高額工事保険を保有しています。万が一、工事中に第三者などへの損害が生じた場合にもご安心いただけます。

施工の様子