知る人ぞ知るマンハッタンの秘密の抜け道

 

ご存じの通り、マンハッタンには、東西に走るストリートと南北に走るアヴェニューが碁盤の目のように配置されています。

南から、1st Street、2nd Street、3rd Street…、そして東から1st Avenue、2nd Avenue、3rd Avenue…といった具合に番号で呼ばれており、初めて訪れた方でも非常に分かりやすいつくりになっています。ハイブランドの旗艦店が立ち並ぶ5th Avenue (5番街)などは、日本でも時々耳にしますよね。

 

そんなマンハッタンの中心部ミッドタウンには、知る人ぞ知る秘密の抜け道があるのをご存じですか?

場所はオフィスビルの立ち並ぶ51st Streetから57th Streetまでのエリア。タイムズスクエアやMoMAに隣接する6th Avenueと7th Avenueの間に、一直線に通り抜けできる抜け道があります。

 

このエリアは交通量が多く常に混雑しており、特に通勤時間帯や観光シーズンには歩行者が大変な思いをすることがありました。そこで、歩行者が安全かつ快適に通行できる道を作るため、2012年に6th Avenueと7th Avenueの間に”6 ½ Avenue”が作られました。

 

 

赤線が6 ½ Avenue

 

 

“Avenue”と立派な名前が付いているとはいえ、実際には舗装された一本道が引かれているわけではなく、私有のビルが立ち並ぶ中に、一般の人が入れる広場やビルの中を通り抜けられる通路を作る形で、歩行者専用の通路ができています。実際に歩いてみると、混み合った大通りのように人にぶつかりそうになることもなく、広場の緑を感じつつ静かに歩けるため、かなりストレスなく移動することができます。

また、暖かい時期のランチタイムには、広場に昼食をとるビジネスマンが集まり、都会のオアシスのようなスペースにもなっています。

 

 

https://en.wikipedia.org/wiki/File:Sixth_and_a_Half_Avenue_Looking_North_from_51st_Street.jpg#

 

 

この通りはニューヨーク市運輸局(NYCDOT)によって作られており、ブロックの間のStreetには横断歩道とSTOPサインが設けられているほどオフィシャルなものですが、5番街やMoMAにも隣接するエリアにも関わらず、観光客はあまり利用していないようです。

 

ストレスの多いマンハッタン内の移動にぜひ利用してみてくださいね。

 

 

 

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