ホワイトデーの起源
もうすぐホワイトデーですね。
ホワイトデーは日本発祥のイベントと言われており、韓国、中国、台湾などには広まりましたが、ここアメリカにはありません。
バレンタインデーが日本に定着した頃、お返しをする日は特に決められておらず、日本独自の「何かを頂いたらお返しをするという文化」からホワイトデーが生まれたそうです。
起源は諸説あり明確ではありませんが、以下の3つが有力と言われています。
1,老舗菓子店のマシュマロデー説
1977年、福岡老舗菓子株式会社石村萬盛堂の当時の社長が新しいお菓子作りのヒントを得るために少女雑誌を読んでいたところ、
『男性からバレンタインデーのお返しがないのは不公平。ハンカチやキャンデー、せめてマシュマロでも…』
という投稿が目につきました。そこで、男性から女性へマシュマロをお返しするというコンセプトのお菓子作りが始まりました。
試行錯誤の結果、翌年、バレンタインデーの1か月後をマシュマロデーとし、マシュマロで黄身餡を包んだ博多銘菓『鶴乃子』の中身をチョコレートにしたお菓子が発売されました。
しかしそこから数年は厳しい売り上げが続きました。
7,8年した頃に百貨店から、マシュマロだけでなくもっと幅広くお返しの文化として定着させられないか、マシュマロの白を連想させるホワイトデーに名称を変更させないかという提案があり、そこからホワイトデーとして広まっていきました。
2,全国飴菓子工業協同組合説
1980年に全国飴菓子工業協同組合がキャンディー販売促進のために始めたという説もあります。
サンプル配布や、百貨店、ラジオでの告知等大々的キャンペーンにより徐々に定着していきました。
全国飴菓子工業協同組合によると3月14日は、ローマで恋愛結婚禁止令のもと、バレンタイン神父に救われた男女が愛を誓った日だそうです。
3, お菓子メーカーがお返し用商品をコラボレーションして生まれた説
バレンタインデーの普及とともに、お菓子メーカーがお返し商品に力を入れ始め、「リターン・バレンタインデー」と名付けたマシュマロやキャンディーを販売しました。
1973年3月14日には2社共同でキャンペーンを始め、これがホワイトデーの始まりになったそうです。
頂き物をしたらお返しをするという日本の文化は素敵ですよね。
アメリカでは浸透していないイベントですが、バレンタインのお返しに何か送ってみるのはいかがでしょうか?