2種類のワクチンに期待高まる!

早いもので今年もあと余すところ2週間、寒さも一段と厳しくなり、例年であればニューヨークのロックフェラーセンターの前のクリスマスツリーのあたりには大勢の人々が集い、クリスマスギフトを買う家族連れなどで街中が賑わっている、一年でも一番華やかな季節です。しかし、今年のアメリカは、感謝祭(サンクスギビング休暇)のあと、コロナ感染が爆発的に増え、累計死亡者も遂に30万人を超えてしまい、暗いホリデーシーズンを迎えざるを得ません。

 

そんな中12月11日には米大手製薬PfizerとドイツのBioNTechが共同開発したワクチンが米国で最初に承認され、12月14日には医療従事者を中心に接種が始まりました。また、米国食品医薬品局(FDA)は15日、米大手バイオ製薬Modernaのワクチンの分析結果を公表し、緊急使用許可の承認を求める基準を満たしていると評価し、早ければ18日にも緊急承認される見通しです。これらワクチンの予防効果はこれから実証されていくことになると思いますが、多くの一般の人々がワクチンを接種できるようになるまでには残念ながら数か月かかる見込みです。

 

感染症のワクチンの承認には通常10年程度かかるといわれていますが、今回は緊急使用許可という承認ではありますが、10-11か月で承認がおりたのは驚異的といえます。しかも1つの感染症に対して2つのワクチンが同時期に承認されるのは異例で、それだけ今回のコロナ感染が非常事態であることを物語っています。年内の供給量は、Pfizer/BioNTech製は最大5000万回分、Moderna製は2000万回分(米国向け)を見込んでいますが、2021年は夫々最大13億回分と5~10億回分で両方を合わせると最大23億回分となります。

 

2種類のワクチンは夫々3~4週間の間隔で2回接種する必要がありますが、予防効果は94~95%と高く、感染収束への期待が高まっています。