仕事帰りにHappy Hour!
暑い日には仕事帰りのビールがより一層美味しく感じますよね。
ニューヨークでは多くのレストランやバーがHappy Hourを設定し、ドリンクやフードを割引で提供しています。
私も先日、会社近くのレストランへ、$1 Oyster目当てに行ってきました。
実はHappy Hour、仕事後に仲間と楽しい時間を過ごすためや、レストランの売上を上げるために誕生したのではありません。
そのルーツは、1910年~1920年代のアメリカ海軍メンバーのスラングにあると言われています。当時、Happy Hourは海上での単調な労働から解放される休憩時間を意味しており、メンバーはボクシングやレスリング、音楽、ダンス、映画など様々な娯楽に興じていました。
もともと飲酒とは全く関係ない時間だったのです。
時を同じくして、アメリカでは禁酒法が制定され、消費を目的としたアルコールの製造、販売、輸送が全面的に禁止されました。しかしながら法律による抑制効果は見られず、人々は夕食前に潜り酒場に集まり、ひそかにお酒を楽しむようになりました。当時は法律違反のこの集いが、夕食前の早めの時間にお酒を飲むHappy Hourの語源になったとも言われています。禁酒のための法律が飲酒を促進するHappy Hourを誕生させるとは何とも皮肉な話ですね。
しかし、飲酒運転、騒音や泥酔による近隣住民への迷惑行為を阻止するため、また、短時間での大量飲酒による健康被害を防ぐため、アラスカ、インディアナ、マサチューセッツ、ノースカロライナなどの州ではHappy Hourを禁止しています。
やはりお酒はほどほどに楽しむのが一番ですね。
今夜は仕事帰りにHappy Hourで一杯、同僚や友達とリラックスした時間を過ごすのはいかがでしょう。
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