ミシュランガイドに一汁三菜⁈
今月、ミシュランガイドニューヨーク版に新たに19軒が追加されることが発表されました。
なんとそのうち10軒がアジア料理。アジア料理好きとしては嬉しい限りです。
その中で日本食も3軒入っていますが、面白いことにそのうちの1軒は、最もシンプルな日本食と言える一汁三菜の定食を出すお店が選ばれました。
ブルックリンにある「OKONOMI」では、ご飯に味噌汁、焼き魚、そして3種類または5種類のおかずが付いてくる定食を提供しています。
プレートに丁寧に盛り付けられた色とりどりの食材は目にも美味しく、おしゃれで健康志向のニューヨーカーから評価されるのも納得です。
これまでアメリカで考えられる日本食と言えば、寿司、刺身、すき焼き、懐石料理などの高級料理か、ラーメンやうどん、とんかつ、カレーなどの大衆食のイメージでしたが、よりシンプルで素材をじっくり味わう日本食も注目されてきているようですね。
Hachikin Creative / Okonomi
出典:https://ny.eater.com/2024/8/1/24208681/okonomi-yuji-ramen-opening-manhattan-hand-hospitality
日本食以外にも、近頃勢いが増しているのが韓国料理です。
今回のミュシュランガイドにも3軒の韓国レストランが選ばれました。
なんと面白いことに、このうちの1軒「Odre」でも、韓国版の一汁三菜ともいえるシンプルなプリフィックスメニューを提供しているんです。
こちらはディナー営業ということもあり、下の写真にあるご飯とスープ、6種類の副菜に加えてメイン料理が付くため、多少豪華ではありますが、季節の素材を大切に味わうスタイルは共通しているようです。
出典:https://ny.eater.com/2024/8/19/24223842/odre-opening-korean-east-village-restaurant-hand-hospitality
このように、日本と韓国が共通して持つ、ミニマルなものを大切にする文化が世界に伝わるのは嬉しいことですし、反対に、各国の様々な食を通してその文化を体験してみたいという気持ちになりました。
その気さえあれば、もう一歩踏み込んだディープな食文化をすぐにでも体験できるところが移民の多いニューヨークの良いところですね。
皆様も、ニューヨークで多国籍料理探訪に出かけてみてはいかがでしょうか?
参照:
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