Black Friday、Cyber Monday、そして……
まもなく一大ショッピングイベント、Black Friday Saleが始まろうとしています!
皆さん、欲しいものリストの準備はできていますか?
今では日本でも浸透してきたBlack Fridayですが、現在アメリカではその派生(?)のキャンペーンも続々登場しているんです。
BLACK FRIDAY
そもそもBlack Fridayとは、11月の最終木曜日のThanksgivingの翌日に行われるセールのことです。
1960年代にフィラデルフィアの警官が、Thanksgivingの次の土曜日に行われる陸海軍フットボールの試合に先駆け、街に殺到する観光客やショッピング客の対応で多忙な1日という意味でBlack Fridayと表現したことが始まりと言われています。(諸説あり)
その後この言葉が全国に普及し、今ではホリデーシーズンショッピングのスタートを切る、1年間で最大のセールイベントとなりました。
各店年間を通して最大の割引率で、50%OFFなんてところもザラにあります。
特にAmazonやSephoraのセール、Rakutenのキャッシュバックには注目が集まり、毎年この時期になると、セールで欲しいもの・買うべきものがSNSやYouTubeなどでも話題になります。
CYBER MONDAY
Black Fridayに続いて現れたのが、Cyber Monday。
Thanksgivingの次の月曜日にオンラインで開催されるセールです。
そもそも今ほど個人で使用するインターネット回線が早くなかった時代、Black Fridayは休暇中に実店舗で開催され、Cyber Mondayは仕事に戻った月曜日に職場の高速インターネットを使用してオンラインショッピングする客を狙ったものと言われています。
しかし、インターネット回線も速くなり、いつでもオンラインショッピングを楽しめる現代では、Black FridayとCyber Mondayの線引きは薄くなっているようです。
Black Fridayの金曜日が終わってしまっても、まだCyber Mondayがあるよ!ということですね。
SMALL BUSINESS SATURDAY
さらに最近では新たなキャンペーンも出てきています。
Small Business Saturdayは、景気が悪化していた2010年に、せっかくホリデーショッピングをするなら、経済を支えている地元の中小ビジネスにも国を挙げて感謝・還元しようという目的で始まったキャンペーンです。
今年、American Expressでは、米国商工会議とパートナーシップを組み、この日に提携先の中小ビジネスで買い物をするごとに$1をハリケーンで被災した中小ビジネスに寄付するそうです。
現代のショッピングスタイルや買い物客の関心を象徴するようなキャンペーンですね。
GIVING TUESDAY
Giving Tuesdayは、Thanksgivingの次の火曜日に何か人に良いことをする日という位置付けで、慈善団体への寄付を促進する目的で2012年に初めて提唱されました。
Thanksgivingを楽しみ、週末から月曜日にかけてショッピングを楽しんだ後は、助けを必要としている人に手を差し伸べましょう、ということですね。
いくつご存じでしたか?
こうして並べてみると、アメリカの消費社会の時代の流れが見えてくるようですね。
次はどんなキャンペーンが出てくるのでしょうか。
ちなみに、Thanksgivingの前の水曜日は、連休前にお酒を飲みすぎてBlack Out=気絶/記憶をなくしてしまう人が多いということで、Black Out Wednesdayと呼ばれています。
アメリカにいらっしゃる方はくれぐれもお気を付けて、素敵な連休をお過ごしください!